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歯ブラシの歴史② ~歯の手入れを広めたのはお釈迦さま~

こんにちは。たけべ歯科スタッフです🍀
今日は昨日の続きで、「 歯木 」が僧侶の身を清める儀式に使われることとなったきっかけについて書きたいと思います🪥

 

お釈迦さまが弟子たちに説いた言葉をまとめた仏典によると
『 僧たちは口が臭かったので、釈迦は歯木を噛む5つの利益を説いた 』とあります。
お釈迦さまが、口臭がひどい弟子達に、礼拝前に身を清める儀式の一つとして歯の手入れを勧めたということです。
歯みがきのルーツとお釈迦さまが関係していたとは!

 

『 5つの利益 』の内容は

  1. 口臭がなくなる
  2. 食べ物の味がよくなる
  3. 口の中の熱をとる(歯肉炎や口内炎などの炎症を抑える)
  4. 痰(たん)をとる
  5. 眼がよくなる

 

で、「眼がよくなる」というのは、歯を磨いて口をゆすいだ後に少量の水を口に含んで歯木を噛み、その水を手に取って目を洗うからのようです。木の薬効成分を活かしているんですね。

 

こうして歯の手入れが儀式となって歯みがきの習慣が根付き、のちに公家などの上流階級の人々へ広がっていきました。始まりは医学的ではなく宗教的なことからでした。
歯磨きをしていないので臭いのは当然なんですが、個人的には、口臭の話で昔の人の生活が身近に感じられておもしろかったです♪

 

 

 

 

 

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