歯医者さんの匂いが苦手な方!
歯科医院って独特な匂いがしませんか?
「歯医者さん」という言葉を聞いただけで匂ってきそうなあの匂い!
あれが苦手だよ~という方が多いのは、歯科業界の私たちも自覚しています…
たけべ歯科では、院内全体に消臭効果のある照明や空気清浄機を使用していますが、苦手な方はわずかでも気になってしまうかもしれません。
ですが、匂いの正体を知ったら、嫌な気持ちも少し和らぐかもしれません!
まずあの匂いの正体は、虫歯の穴に詰めて消炎させる時や局所麻酔などに使う「ユージノール」という薬剤です。(一般的には「オイゲノール」ですが、歯科業界では「ユージノール」と呼ばれています。)
でも薬剤と言っても、スパイスの「クローブ」、和名では「丁子(チョウジ)」の精油が主成分です。
あれがスパイスの香りだなんて、ちょっと意外ですよね。
クローブには、抗菌・消臭・鎮痛作用があるので、古くから中国・インド・ヨーロッパなどで薬として用いられてきました。噛むことで口臭予防や歯の痛みを和らげたりしたそうですよ。
カレーの『ガラムマサラ』、中国の『五香粉』、肉料理の臭み消しや煮込み料理、スイーツ、ウスターソースなど、世界中の料理に使われています。
胃腸の調子を整えたり抗酸化作用があるため、今も生薬としても使われる万能スパイスです。
ですので、歯医者さん特有の匂いと思われがちですが、皆さんにも身近な香りなんです。
“ 次に歯医者さんに行った時に嗅いでみたい♪ ” なんて思ってもらえるととっても嬉しいです!