たけべ歯科ブログ Blog

フッ素は体に害がある?

現在は市販されている歯磨き粉の多くにフッ素が入っています。その歯磨き粉を通常量使うことで問題になることはまずありません!!

濃度が高い方が虫歯予防効果も高いですが、販売できるフッ素濃度は国際基準(ISO)で上限1500ppm(0.15%)と決められていて、日本でも2017年からこの基準で販売されています(それ以前は1000ppmでした)。

中毒症状を起こすことがありますが
『体重20㎏の子供が60g入りフッ素入り歯磨き粉を一日に1.7本以上一気に飲み込む』
ようなことをしなければ大丈夫です。

 

予防歯科先進国のスウェーデンでは
『フッ素入りの歯磨き粉を歯に塗るように使ってみがき、口の中にフッ素を残すため、グチュグチュうがいはしない』
と小さい頃から教えられるそうです。

「フッ素を全部出さなきゃ!」とうがいを何度もしないで、軽く1回、歯磨き粉の味が残る程度にしてくださいね。体への害はなく、歯も守られますよ。

 

ただし、年齢に適した濃度と適量を使いましょう!
・~2歳 :500ppm / 切った爪程度の少量
・3~5歳:500ppm / 5mm以下
・6~14歳:1000ppm / 1㎝程度
・15歳以上:1000~1500ppm / 2㎝程度

~『厚労省の情報サイト』より~
https://www.e-healthnet.mhlw.go.jp/information/teeth/h-02-007.html

 

どうでしょうか?小さい子は思っているよりも少なめかもしれません。
体に必要な塩でも、良薬でも、摂り過ぎは良くないですよね。過剰摂取だけ気をつけて、虫歯予防効果が認められているフッ素を上手に使ってみてくださいね。

 

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